上溝中学校(小野充校長)の茶畑で7日、同校伝統の「茶摘み」が行われた。全校生徒と保護者のほか、近隣の小中高6校の有志の生徒ら約千人が集まり、柔らかな新芽を手摘みした。
1950年頃から始まった同行事は今回で66年目。今年は寒い時期が続いたため、茶樹の成長が遅れたが、当日は汗ばむ陽気の中、40分間で44・5kgを収穫した。茶葉は緑区の工場で製茶され、「上中茶」として近くの福祉施設に寄贈されるほか、参加した学校内で一部販売。収益は日本赤十字社を通じて東日本大震災の被災地に寄付されるという。あわせて同校主催の試飲会や体育祭の敬老招待でもふるまわれる予定。
福祉委員長として同行事を運営した3年生の永田菜純さん(14)は、「代々受け継がれてきた伝統を引き継ぐために頑張りたい。自分たちで摘んだお茶は特別に美味しい」と誇らしげに話していた。
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
|
|
アゴラ春号5月3日 |
|
|
|