区内在住の佐々木主税君(田名中3年)が、6月19日に川崎市内で開催された「第27回全国都道府県中学生相撲選手権大会 神奈川県予選会」で準優勝を収めた。この結果を受け、8月7日に両国国技館で行われる全国大会に、神奈川県代表として出場する。
小学4年で「わんぱく相撲全国大会」の神奈川県代表選手に、小学6年の時には「県ジュニア秋季相撲大会」6年生の部で優勝するなど数々の成績を残してきた佐々木君。今回は、中学入学前に掲げた「全国大会出場」の目標を果たした。
中学に入学後、様々な大会に出場したが、どれも不本意な結果に。昨年10月には左の鎖骨を痛め、半年間の休養を余儀なくされた。同年代のライバルたちの成長を横目に、「もうダメなのかな」と諦めかけた時期もあったが、「自分の取り柄は相撲。ここで辞めるのは違う」と覚悟を固めた。
大会では6ブロックに分かれての予選を行い、各ブロックの勝者の総当り戦で順位が決められた。佐々木君は2回戦目で敗れてしまったが、「まだ終わりじゃない」という父の言葉に勇気づけられ、気持ちを立て直して残りの取組に挑んだ。そして勝ち取った準優勝。大会後、いつもは泣かない父が「頑張るっていうのは、こういうことなんだぞ」と涙を流して祝福してくれたという。
地道な努力の末に掴んだ全国大会出場は、家族の目標でもあった。「全国で思い切って暴れてこられたら」と意気込みを語る佐々木君。高校進学後も文武両道を心がけ、相撲を続けていくという。
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アゴラ春号5月3日 |
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