トップリーグ昇格を逃し、悔し涙を流した昨年の入替戦から一年。昇格を至上命題に掲げた三菱重工は今季、一年前の悔しさをバネに、さらなる進化を私たちに見せてくれた。
二年目の佐藤喬輔監督のもと、チームは持ち味である速さと強さに磨きをかけ、今季を始動。安江祥光選手や、オーストラリア代表のロドニー・デイヴィス選手らを新戦力に迎え、3連覇中の絶対王者としてイーストリーグに臨んだ。
三菱重工は開幕節の日本IBMビッグブルー戦を83対3と大勝で飾ると、その後もスピード感あふれるラグビーでリーグを席巻。無敗のまま最終節の日野自動車戦を迎えると、この雨中の一戦も34対0で制し、9戦全勝で4年連続のリーグ制覇を決めた。今季は、日本人選手と、ロドニー選手らを中心とする外国人勢とがバランス良く融合し、持ち前の攻撃力に加え、ディフェンス面にも進化が見られたシーズンだった。
佐藤監督は今季を振り返り、「昨年と比較してもチーム力は上がっており、シーズンを通しての成長を感じている。ムラの少ない安定したパフォーマンスの継続が課題だが、試合によって選手たちがゲームプランをしっかり理解してくれた点が良かった」とした。
チームは昨年に続き、昇格をかけた入替戦に臨む。初戦は1月3日。2006年以来の悲願へ、「緑の戦士」たちの勇姿をこの目に焼き付けたい。
サポーターが選ぶMVPCTB安井・WTBロドニー
応援団のコールリーダーを務める山口秀一さんが選んだ今季のMVPは、CTB安井慎太郎選手とWTBロドニー選手。「安井選手は鋭いタックルと決定力が魅力。ロドニー選手は『ロケット』の愛称の通りスピードで魅せてくれた。2人とも印象に残りました」
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