市内の多くの公民館では、子どもの居場所づくりやクールシェアなどの観点から夏休み中に学習スペースを設けている。それを利用して小中学生の学習を支援する企画が8月22日から29日まで、上溝・橋本の両公民館で実施された。
学校以外の様々な場面でも子どもたちの学力の向上を図っていこうと、市学校教育課が今年度初めて実施した試み。近隣に住む元教員が、ボランティアとして宿題や学習を補助したり、相談にのったりした。
25日に橋本公民館を訪れた小学6年の女子は「3、4回来ている。家だと漫画とかテレビとか誘惑が多いけれど、ここにいると人に見られて緊張感があり、勉強がはかどる」と読書感想文などを仕上げていた。
「公民館や退職教員といった地域の様々な資源を活用し、子どもたちに学習の喜びを味わってもらいたい。子どもたちの居場所づくりにもなれば」と同課。市内小学校の元校長で、この日学習支援にあたった小田利子さんは「長い休みの中で、子どもは家庭以外の人との関わりを求める時期がある。ここは良い場所。ぜひ続けて欲しい」と話していた。
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アゴラ春号5月3日 |
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