日本ボクシング連盟が主催する「全日本UJ(アンダージュニア)ボクシング大会」が3月24日に宮崎県で行われ、上溝中学校1年生の波多野陽くんが34kg級で優勝した。
「体重を量る時から緊張していた」という波多野くん。対戦相手の体つきに、「勝てるかな」と一抹の不安がよぎるも、終わってみればプロでいうTKO勝ち。半年ほど前に始まった県予選、関東大会を勝ち抜いての全国制覇を成し遂げた。
波多野くんがボクシングを始めたのは、約2年前。プロボクサーだった父親の勧めで、サッカーボールを追いかける日々からサンドバックと向き合う毎日へと転向した。朝は父親と弟とともにランニングで汗を流し、放課後は都内の白井・具志堅スポーツジム(杉並区)やコサカボクシングジム(町田市)へ。具志堅ジムでは、WBC世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾選手をはじめとする名立たるプロボクサーたちの間近で練習に打ち込んでいるという。
ボクシングの魅力について「試合で勝った時の達成感」と笑顔を見せた波多野くん。再び4月15日から始まる全国チャンピオンをめざす大会では、学年に関係なく、同じ体重でも技術やパワーを備えた年上の選手たちと闘わなければならない。それでも「次の大会も優勝したい」と意気込みを見せる波多野くんの夢はオリンピック出場を経ての世界チャンピオン。相模原の新たな星になれるか。今後の活躍に期待がかかる。
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アゴラ春号5月3日 |
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