市のホームタウンチーム・SC相模原とノジマステラ神奈川相模原の両チームは6日、ホーム相模原ギオンスタジアムで県内初の「ダブルヘッダー」を行い、それぞれ快勝した。
SC相模原はJ3第10節グルージャ盛岡戦に挑み、1対0で勝利を収めた。今節を終えSCは10位につける。開幕5戦目の北九州戦から、天皇杯県予選を含め公式戦4勝1分と好調を維持するSC。連休最終日のホーム戦は、県内初の「ダブルヘッダー」となり、多くの観客が詰めかけた。
試合は前半からSCが主導権を握る。この日守備的MFで出場した千明聖典、キャプテンのMF菊岡拓朗を中心に中盤でボールを回しながら、MF辻尾真二がタイミングよく右サイドを駆け上がりチャンスを演出。前半18分には辻尾がゴール前で強烈なシュートを放つが相手GKの好守に防がれる。その後も攻勢を仕掛けるが、得点に至らずスコアレスで折り返す。
後半の立ち上がり、相手の快速FWに突破されカウンターから決定機を作られるが、SCの新守護神・GK田中雄大の驚異的なセーブでゴールを死守。難を逃れたSCは後半20分にコーナーキックから菊岡のクロスにDF梅井大輝がそらし、最後はエースFWジョン・ガブリエルが反応し先制。その後、盛岡の反撃を受けるが、直近4試合で1失点しか喫していない守備陣が高い集中力を見せ、相手を完封。記念すべきJ3通算50勝を、駆け付けたサポーターの前で達成した。
試合後、西ヶ谷隆之監督は「すぐには良くならないので、とにかくやり続けるしかないと思う。その中でこういう形で勝てたことを評価してあげたいと思っています」と選手を労った。
ノジマもエースが躍動
SCに先立って正午に開始されたなでしこリーグ1部第5節では、ノジマステラ神奈川相模原がジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦し、2対0で勝利した。
同日開催の効果もあり、今季最多1828人の観客を集めた試合で躍動したのは、ここまでリーグ戦では無得点だったFW南野亜里沙。後半29分にDF吉見夏稀からのパスを受けて右足で先制ゴールを決めると、44分にはMF田中陽子、DF小林海青(みはる)とつないだボールを頭で叩き込んで追加点。エースが2得点の活躍を見せた。
守備陣も集中を切らさずに完封。後半45分には緑区青山出身の「相模原のファンタジスタ」ことMF田中里穂が交代でリーグ戦初出場を果たした。ノジマは第5節を終えて2勝2敗1分で勝点7、10チーム中7位につける。次節は5月12日(土) 、相模原ギオンスタジアムにAC長野パルセイロ・レディースを迎える。午後1時キックオフ。
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