6月に小惑星リュウグウに到着後、最初のタッチダウン(着陸)に向けて運用が進められていた小惑星探査機「はやぶさ2」は12日、降下を止めて上昇に転じたため、今後の手順を再検討することになった。JAXA(宇宙航空研究開発機構)がホームページで発表した。
はやぶさ2は最初のタッチダウンに向け、10日から1回目の運用リハーサルを実施。11日からリュウグウに降下していた。12日も最低高度に向けて降下を続け高度約600mの至近まで迫っていたところ、自律的に降下を中止し上昇した。リュウグウ表面の反射率が低いため、小惑星表面と探査機の間の距離を計測していたレーザ高度計による計測ができなかったことが理由とされる。ただ、探査機自体は正常に作動しているため、JAXAでは、はやぶさ2を小惑星の中心から20Kmほどの元の地点に戻し、降下手順を修正していく考えだ。
8月にJAXAから発表された運用状況によると、リュウグウは現在、表面の水が枯渇している状況であることや5mほどのクレータが存在することなどがわかっている。 (9月17日起稿)
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アゴラ春号5月3日 |
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