記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 4月11日0:00更新
4年前、希望勤務地には「鎌倉市」と書いた。海を眺め、風に吹かれながら原稿を書きたかった。ただ、配属されたのはここ相模原。学生時代も過ごした土地だ。当時の印象は「ラーメン店が多い地方都市」。正直、新鮮味に欠けることを憂いていた。しかし、それは杞憂だった。地域に入れば出会うヒト、モノ、コト全てが新鮮だった。大きな主語だった地域が「○○さん」といった多くの固有名詞と結び付いていく。この仕事の喜びであった。幾重にも重なった名刺を眺め、多くの出会いに支えられた4年間だったとしみじみ思う。私はこの春、現職を離れ新天地に飛び立つ。巡り合わせか、市も新たな1歩を踏み出した。12年振りの新市長誕生だ。世の常として変化には副作用が伴う。そんな中、市も私もどこまで成長できるか楽しみだ。皆様、4年間本当にお世話になりました。 (K)