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異色のインストラクター 相模原ギオンアリーナ 宮崎和夫さん

文化

公開:2019年6月6日

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(上)相模原ギオンアリーナでインストラクターを務めている宮崎さん/(下)ジュニア時代にファンに撮影された1枚
(上)相模原ギオンアリーナでインストラクターを務めている宮崎さん/(下)ジュニア時代にファンに撮影された1枚

 相模原ギオンアリーナでインストラクターとして働く宮崎和夫さん。同所のスポーツ教室の企画・運営や責任者を担う宮崎さんは、過去にジャニーズJr.(ジュニア)への所属や某有名テーマパークに勤めていた異色の経歴の持ち主だ。

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 宮崎さんは横浜市出身。「3年B組金八先生」に出演していた田原俊彦や近藤真彦らに憧れを抱き、同作品への出演を夢見て中学3年の頃にジャニーズ事務所へ応募。オーディションは少年隊のライブのリハーサルで、その場で合格となり高校1年生でジャニーズJr.の一員となった。同期には、後に一世を風靡(ふうび)する「光GENJI」のメンバーがおり、中でもその一人である山本淳一とは特に仲が良かったという。

 平日は学校、土日にレッスンを積んでいた宮崎さんが、ジュニア時代にとりわけ印象に残っているのが少年隊の3人。「初めて会った芸能人が少年隊だった。ダンスは上手いしオーラがすごかった」。1986年には少年隊のバックダンサーとして日本レコード大賞で「共演」を果たしている。

キャストで船長役

 ジュニアとして3年活動する中、後輩のSMAPのデビューが決まり、将来を見据えて事務所を辞めた宮崎さん。その後、21歳の頃に千葉の某有名テーマパークで準社員として働くことに。同施設では宇宙をテーマとしたアトラクションのキャストや、ジャングルを巡るアトラクションで船長役を務めていたという。今も家族で同施設に足を運んでは懐かしさを覚えているといい、「自分が担当したアトラクションには必ず乗るようにしていますよ」と笑みをこぼす。

 過去のダンス経験を生かせるインストラクターに転身し、市立総合体育館(現相模原ギオンアリーナ)で働き始めて20年以上。今では同所で要職を務める宮崎さんは、過去の経験を「ジュニア時代は舞台度胸がつき、プロ意識を教わった。テーマパークではホスピタリティ(思いやり)精神を学ぶことができた」と振り返る。インストラクターをはじめトレーナー、管理業務や企画・運営をこなす忙しない日々のやりがいは「利用者の笑顔」。「いつまでも人を楽しませる仕事に携わりたい。『生涯インストラクター』でいたいですね」

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