メダルを首にかけ賞状を掲げる風間さん＝8月29日、相模原ドルフィンクラブ
８月22日から26日まで東京辰巳国際水泳場で行われた第42回「全国ＪＯＣジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」（日本水泳連盟主催）の２００ｍ個人メドレー種目で、相模原ドルフィンクラブ（緑区橋本）に所属する風間陽太（ひなた）さん（12）＝日大三中学校１年＝が銅メダルを獲得した。
この大会は毎年春と夏に行われ、18歳以下の高校生までの男女が各種目を競う全国規模の大会。
春夏通じて５回目の出場となった風間さん。今回は同種目のほか、50ｍと１００ｍのバタフライ、４×50ｍのフリーリレーとメドレーリレーの計５種目に挑み、「自己ベストタイムを出し、決勝に残る。一日何種目でも頑張りたい」という大会前の意気込みそのままに八面六臂の活躍を見せた。
中でも今回、「メダルを取りたい」と臨んだのが２００ｍ個人メドレー。バタフライ・背泳ぎ・平泳ぎ・クロールの順に50ｍずつ泳ぐ競技で総合的な実力が問われる種目だ。
風間さんが出場した11〜12歳の同種目には48人がエントリー。全体３位で予選を通過した風間さんは、決勝で得意のバタフライで上位をキープ。苦手とする平泳ぎでも粘りを見せ、自己ベストで３位に食い込んだ。
「自己ベストも出せて、良い結果だった」と風間さん。一方で、「１位は一つ年下の選手。もっと頑張らないと」と悔しさものぞかせながら、「平泳ぎを速くして、全国優勝できるように頑張りたい」と今後の抱負を述べた。同クラブで風間さんを指導する村上大コーチは、「前回春の大会でもそれなりに泳げていたが、もっと力をつけて夏を戦おうと話していた。本人もよく練習してしっかり戦えたので結果が付いてきた」と教え子を称えた。
