物流業を展開するギオン(本社:南橋本/祇園義久代表取締役会長)はこのほど、LPガス配送会社の三ッ輪運輸(本社:横浜市/杉田直樹代表取締役社長)と配送ドライバーの相互派遣を目的に事業提携契約を締結した。互いにドライバーを補い合うことで、人員確保と労働環境の向上につなげたい考えだ。
ギオンは低温食品の物流を得意としており、アイスクリームなどの需要が高まる夏場に繁忙期を迎える。一方で、三ッ輪運輸ではガスの利用が増加する冬場がピーク。両社とも、繁忙期と通常期の業務量の差が大きく、人員確保や給与体系の確立、繁忙期の長時間労働による追加人件費の高騰が課題だった。
そこで今回、両社の繁忙期が真逆であることに着目。互いの繁忙期に各社がドライバーを派遣することで、人員確保や長時間労働の抑制を図る。
祇園会長は「全国的にドライバー不足が叫ばれる中、一社一社で人員を補うのは困難。こうして協力することで、人材の安定的な確保だけでなく、新たな事業の創出につなげられたら」と話した。
今月には現場見学会を実施し、来年の春以降に1、2カ月の研修を予定。ギオンの甲府センターから開始し、徐々に首都圏全域に拡大していきたいとしている。
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アゴラ春号5月3日 |
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