アメリカンフットボールリーグの日本最高峰・Xリーグ所属のノジマ相模原ライズは20日、相模原ギオンスタジアムで東京ガスクリエイターズを迎えて今季唯一のホーム戦を行い、10対15で敗れ開幕5連敗を喫した。
ホーム戦で今季初の勝利を来場した1000人を超えるファンに贈りたいライズだったが、主戦のQB(クォーターバック)ジミー・ロックレイを途中で欠く苦しい展開を強いられる。第1Q(クォーター)はK/P(キッカー&パンター)鈴木健太のFG(フィールドゴール)で先制するもすぐにFGで追いつかれ、その後、相手QBのパスからTD(タッチダウン)を奪われリードを許す。後半はロックレイに代わりQBを務めた小林貴紀からのパスからRB(ランニングバック)宮幸崇がTDを決め、10対13と追い上げたが、小林のパスがインターセプトされる痛恨のミスが相次ぐなど流れを引き寄せられず、無情の終戦。歓喜の相手を前にライズ選手は呆然とした表情を見せた。
試合後、主将の伊倉良太はファンに「ライズらしいフットボールは何かを考え直してやり直す。応援をお願いします」とマイクで叫び悔しさをにじませた。須永恭通ヘッドコーチは声を絞り出し、「自滅。精神面含め選手の状態を上げられるように改善したい」と話した。