台風や大雨など昨今自然災害が多発する中、こうした「もしも」の時への備えが大切と言える。口腔ケアについても同様で、日本歯科医師会によると、水や口腔ケア用品が不足しがちな避難所では、十分なケアができず細菌が繁殖し、肺炎などを引き起こす危険性があるという。非常時にできる口腔ケアを一部紹介する(同会HP参照)。
水がない場合
避難所では水が全く出ないことも想定される。そうした場合、マウスウォッシュやうがい薬で口をゆすぐことで菌の繁殖を防ぐことができる。
その他、唾液にも口の中を洗浄する効果がある。キシリトール入りのガムが手に入れば、ガムを噛むことで唾液が分泌される。ない場合でも、「あいう」と発音するように口を大きく動かす体操や、舌を出して上下左右に動かす体操、耳や顎の下を揉んだり押したりすることで、唾液の分泌を促すことができる。
少量の水がある場合
少量でも使用できる水がある場合、水で歯ブラシを濡らして歯を磨いていく。歯ブラシが汚れたら合間にティッシュで拭いながら歯の汚れを取り除き、最後に少量の水で2、3回に分けて口をゆすぐ。
歯ブラシがない場合は、食後に少量の水やお茶でうがいをした後、ハンカチやティッシュなどで歯の表面をこすることで、歯に付着した汚れを取り除くことができる。
入れ歯の手入れも忘れず
口の中を清潔に保つには入れ歯の手入れも重要。同会では、少なくとも一日に一度は取り外し、ウェットティッシュやガーゼなどで汚れを取ることを勧めている。
より詳細な口腔ケアについては同会HPへ。
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アゴラ春号5月3日 |
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