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地球の資源「みんなで考えて」 JAXAが小学校で授業

教育

公開:2020年3月5日

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汚水に見立てた青い色水を綿でろ過する実験を行う児童=2月18日、作の口小学校
汚水に見立てた青い色水を綿でろ過する実験を行う児童=2月18日、作の口小学校

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月18日、作の口小学校(緑区下九沢)の6年生を対象に出張授業を行った。

 この取り組みはJAXAが実施している授業連携の一つ。今回は、「資源の大切さを学ばせたい」という学校側の意向から、水処理企業の栗田工業(東京都中野区)にJAXAが協力を打診した。JAXAと同社は水再生技術実証システムを共同開発しており国際宇宙ステーション/「きぼう」で実証実験を行っている。両者は県外の中学校、高校で授業連携を行ったことはあるが、小学校での実施は初めてという。

 授業のテーマは「生物と環境」。まず、JAXA宇宙教育センターの野村健太さんが宇宙のことや地球の暮らしとの違いなどを説明し、資源や水の大切さへと話を展開した。続いて、栗田工業の松尾勇志さんが呼気や汗、尿などを「きれいな水」にする、開発中の次世代水再生装置について解説をした。

 その後、児童らは、綿と水再生装置に使用するイオン交換樹脂を使って実験を行い、青い液体の変化を観察。徐々に色が薄くなっていくビーカー内の液体を見た児童からは、「上から見るとすごい透明」など、驚きの声があがっていた。

 野村さんは「宇宙に興味を持つことで地球のことを考えるようになってもらえたら」と授業を振り返った。松尾さんは、「水をきれいにするのは簡単なことではありません。地球は2050年までに4人に一人が水問題で困ると言われています。一人ひとりが生活の中でできることを考えて」と呼びかけていた。

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