商品やサービスに関する相談を受け付けている相模原市消費生活総合センター(中央区相模原)では、火災保険詐欺の相談件数がこの約2カ月間で急増していることに対して、注意を呼び掛けている。
火災保険詐欺とは、「加入している火災保険で屋根の修理費がまかなえる」などと謳って住宅の工事契約を取り付け、当初取り決めていなかった保険代行手数料などを強要すること。
周囲の目が届きにくい一人暮らしの高齢者などが狙われやすいが、この詐欺に関する相談が同センターに相次いでおり、今年4月から6月中旬までの約2カ月間で、昨年度の相談件数30件に並んだという。
相模原がターゲットか
同センター担当者は急増した原因について、「相談内容はプライバシーの観点から答えることができないが、同様の業者からの勧誘が多いことから、相模原エリアが現在狙われており、各家庭に勧誘が増えているのでは」と推測する。
同センターでは一例として、女性の一人暮らし宅に男性業者が一人で訪れ、勧誘を拒否すると仲間を呼び、複数人で断れない状況を作り契約を迫るケースなどを挙げている。担当者は「一人一人が警戒を怠らないことに加え、周囲の高齢者への普段以上の見守りをお願いいたします」と呼び掛ける。
火災保険詐欺に関する相談は、同センター【電話】042・776・2511へ(午前9時〜午後4時、土日祝は正午〜午後1時まで休み)。
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アゴラ春号5月3日 |
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