相模原市は9月17日、緑区牧野の篠原地区で活動する「特定非営利活動法人 篠原の里」(河内正道理事長)の活動について、「相模原市生物多様性に配慮した自然との共生に関する条例」に基づき、保全等活動団体に認定、その活動区域を里地里山地域に指定した。これにより、今後、篠原の里は市から支援を受けることになった。2012年度の「小松・城北里地里山保全等地域」に続き2例目の指定となる。
今回指定された地域は、緑区牧野・篠原地区の734ha。篠原の里はこれまで、地域の先頭に立ってさまざまな保全活動を実施してきた。
例えば、地域住民と連携しての耕作放棄地や雑木林の活用、人の手が継続的に入る状態を維持していくようにするため、観察会や体験教室を開催することにより市民の関心を深める取り組みを行ってきた。こうした活動が評価されての指定となった。
河内理事長は今回の指定に関し「豊かな自然とそこで育まれた里山の文化を引き継ぎ、発展させ、持続可能で魅力的な、誰もが居心地のいい地域をつくっていきたい」と話した。
また、県も篠原の里地域を「神奈川県里地里山の保全、再生及び活用の促進に関する条例」に基づき、里地里山等保全地域に選定した。県内では22地域目、市内では、緑区小松・城北に続き2地域目の選定となった。
今後篠原の里は、県と協定の締結に向け協議を行い、締結後にはさまざまな支援が行われる見込みとなっている。
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アゴラ春号5月3日 |
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