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田名小で避難計画づくり 区の指導の下、児童が挑戦

社会

公開:2020年10月22日

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「マイ・タイムライン」作成に取り組む児童
「マイ・タイムライン」作成に取り組む児童

 田名小学校(小泉勇校長)の4年生が15日、区地域振興課・市学校教育課と連携して、防災行動計画「マイ・タイムライン」の作成に臨んだ。

 マイ・タイムラインとは、風水害・土砂災害が起こった際に個人が「いつ・どこに・どのように」避難行動をとるのか事前に時系列で整理したもので、昨年より市が積極的に推進している。市内の小・中学生に普及させたい区の意向を受け、同校では児童の自然災害への理解と防災意識の向上を目的に、区職員の指導の下、市内小学校では初めてとなるマイ・タイムライン作成に取り組むことになった。

 当日は学年全体での授業と演習形式でのマイ・タイムライン作成の2部構成で実施。授業では昨年の台風19が通過した際の相模川の様子や城山ダムの緊急放流について写真付きのスライドショーで区職員から説明があり、およそ1000人が避難した田名地区の被害を振り返った。それを踏まえ、台風に備えた防災行動計画重要性を解説。同小学校の区域向けに作成したハザードマップを手にしながら、児童は真剣に耳を傾けた。

 その後の演習では自宅周辺の環境や避難場所、非常持ち出し品を確認。災害時の避難行動を児童それぞれが考えてマイ・タイムラインに書き込み、行動内容を示したシールを貼り付けた。

 完成後は互いの行動計画を発表し共有。個々の立場での防災意識について多くの声が上がった。昨年初めての避難を経験したという水郷田名在住の清水颯奏さんは「計画の作成は難しかったけど、自分や家族の命のことを考えて作った。帰ったら家族全員に見せて、家のわかるところに保管しておきたい」と話した。

 作成を指導した区地域振興課の鈴木竜さんは「自主防災についてかなり興味を示してもらえたのでは」と話すと、市学校教育課の仲村康太郎さんは「小学生ならではの新しい発想を持って取り組んでもらえた。今後他の小・中学校とも協力し、普及を進めていきたい」と意欲を示した。
 

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