三浦文丈体制で2季目のシーズンに臨むSC相模原は昨年に引き続き「変革」をスローガンに掲げた。三浦監督の変革を進めていくという姿勢はチーム編成にも表れ、前シーズンから半分以上の選手が変わり、「機動力や走力があり、個の力で状況を打開できる選手がそろった」と三浦監督は新シーズンへの意気込みを語っていた。しかし、新型コロナウイルスの影響で開幕は半年近く遅れ、6月27日にようやく開幕を迎えた。
過密日程から選手交代は通常の3人から5人へ。当初は無観客の「リモートマッチ」で試合が行われた。リーグが始まると、期待の高かった新加入のブラジル人選手のFWホムロとユーリのコンビが活躍。33節終了時点で、ホムロが12得点、ユーリが5得点と圧倒的なパワーを見せている。若手では横浜F・マリノスからレンタル移籍で来ていた松田詠太郎が攻撃陣をけん引、開幕5試合で2勝3分のスタートを切った。
8月に松田は横浜へ復帰するが、攻撃陣ではFW才藤龍治、MF梅鉢貴秀、鹿沼直生、和田昌士、清原翔平、星広太が30試合以上に出場し多彩な攻撃を見せた。守備面ではGKビクトルをはじめ、DF夛田凌輔、梅井大輝、白井達也らが奮闘し、9月19日第16節の引き分け以降、18試合続けて敗戦が無く、勝ち点を積み上げていった。
J2ライセンス取得
Jリーグは9月28日、来シーズンのクラブライセンスの交付判定の結果を公表。同クラブは初めてJ2ライセンスを取得、昇格が可能になったことも、上位進出への勢いに拍車をかけた。
12月13日のホーム最終戦で引き分けたSC、今季33試合を終えて15勝13分5敗の勝ち点58で3位につけている。最終節12月20日のFC今治戦の結果と2位長野、4位岐阜の結果でJ2昇格チームが決まる。
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アゴラ春号5月3日 |
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