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点滴流量をIoTで管理 医療や介護従事者の負担軽減に貢献 

公開:2021年1月1日

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輸液セットに取り付けたDRーMARKを前に笑顔の商品企画グループの相馬さん(右)と同グループの中尾さん
輸液セットに取り付けたDRーMARKを前に笑顔の商品企画グループの相馬さん(右)と同グループの中尾さん

 地元医療機器・各種計量機器の企画・開発メーカー「マーク電子」(緑区橋本台・村山忠雄会長)はこのほど、点滴の流量をスマートフォンやパソコンを使いリアルタイムで管理できるコンパクトサイズのツール「DR-MARK(ドクターマーク)」を開発した。北里大学と性能評価や臨床試験などで協力を得ながら、2021年中の発売、実用化をめざす。

 製品には、車載機器に使う「マイクロ波ドップラーレーダー」を応用した同社独自の特許技術を採用。動きにも強く、流量の変化に敏感に対応するため、誤差が少ない計測を可能にした。

 近年、少子高齢化、働き方改革が進む中、同社では医療現場がひっ迫している現状に注視。とりわけ看護の現場では、点滴の輸液セットの確認のために看護師が定期的に病室を見回りするといった手法が取られており、効率化が課題となっていた。慢性的に医師や看護師が不足し人的余裕のない中、事故につながる恐れもあることから、ムダがなく安全な点滴の在り方を追求。そうした中で発案されたのがこの製品だった。社員のアイデアを元に、同社が推進するSDGsの取り組みとも合致させながら地域社会に貢献していきたいとの思惑もあった。

「誰が使用しても正確に計測を」

 製品は同社が得意とする電子回路設計やIoT(モノのインターネット)技術を生かし、手のひらに収まるサイズに軽量化。流量状況はスマートフォンやパソコンで常時確認できるため、離れた場所からも監視が可能だ。特に追求したのは「誰が使用しても正確に計測できる機能性」。開発に要する部品などは選択と集中を徹底。輸液セットは形状がメーカーによって異なるため、どの形状にも対応できるよう腐心。試作を重ね、1年をかけて完成させた。メモリ機能もあり、時系列の点滴流量データの履歴が残るため、さかのぼって検証も可能。看護師、患者双方にとって安心して利用できる。将来的には、医療現場に限らず、点滴を扱う訪問看護や在宅医療などのほか、介護を要する一般家庭での活用も期待される。

 今後は臨床試験などでデータや現場の声を集め、より進化させる構え。マーク電子の商品企画の担当者は製品開発がSDGsの推進につながっている点を強調し、「ニーズに向き合い、世の中に役立つものをもっとつくりたい」と意欲を見せる。

 今年も同社は、SDGsと製品開発の両輪の下、医療、介護分野でさらなる貢献に向け、全力を注ぐ。

株式会社マーク電子

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