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女子プロレス「スターダム」リーグ戦 相模原のスター・渡辺桃選手悔しい準優勝! 相模原市在住 柳川雅史

スポーツ

公開:2021年10月7日

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 日本最大の女子プロレス団体・スターダムのナンバーワンを決める「5★STAR GP」の決勝戦が9月25日、大田区総合体育館で開催された。これは同団体の主力選手20名がレッド・ブルーの2ブロックに分かれて総当たりで試合を行い、各ブロック1位の選手同士がこの決勝戦で優勝を決めるというもの。世界配信も行われ、これに優勝した選手はまさしくスターダムのスターになる。『相模原のスター』渡辺桃選手はレッドブロックにエントリーされ、今年こそはとまだ手にしたことのない優勝の王冠を狙った。

新技「ピーチサンダー」

 リーグ戦は8月から始まり、渡辺選手は初日で優勝候補を破るなど幸先の良いスタート。ところが9月に入ると連戦の疲れか腰を痛め、しばらく試合を欠場。優勝から一歩退いたかに見えた。しかし、その間に相手を脳天からマットに突き刺す新技「ピーチサンダー」を開発。遅れを取り戻すべく1日2試合をこなし、瞬く間にトップに躍り出た。

 そしてこの日、まずはリーグの1位を決めるブロック決定戦が行われた。渡辺選手はもう一人の優勝候補が怪我で欠場したため自動的に決勝戦へ。対するブルーのブロックの朱里選手は壮絶な時間切れ引き分け試合を行った後、ほとんど休む間もなく決勝戦へ。疲労困憊の朱里選手に対し、体力を温存した渡辺選手。渡辺選手有利かと思われた。

朱里選手と打撃戦

 しかし、海老名出身で総合格闘技での優勝経験もある『モノが違う女』朱里選手は一筋縄ではいかなかった。逆に精神が高揚したのか、ムチのようなキックとナイフのような鋭い関節技で渡辺選手を窮地に追い込む展開に。渡辺選手も負けてはいない。相手をコーナーに逆さに吊るし、その顔面を蹴り上げる非情な攻撃で応戦。場外乱闘も含む激しい打撃戦のあと、後半は投げ合いとなった。羽交い絞めのように相手を固め、そのまま後方に反り投げる得意技を2連発で放つ渡辺選手。しかしそれでも3カウントは奪えず、逆に頭部へのハイキックを受けてグロッキーに。その直後、相手を肩に担ぎ、その状態から勢いよくマットに叩きつける朱里選手の必殺技「流炎」が爆発。20分近い熱戦に終止符が打たれた。

 表彰式では亡き母親に優勝を報告する朱里選手の横で痛む頭を押さえながら悔しそうな顔を見せる渡辺選手。自分にはもう後がないと切羽詰まった覚悟を語っていた渡辺選手だが、あと一歩及ばなかった。しかし、彼女には今回は封印されたものの新必殺技「ピーチサンダー」がある。『相模原のスター』がこの王冠を被り、世界のスターになる日もそう遠くはない。

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