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シベリア抑留体験の語り部 露のウクライナ侵攻非難 南区在住・西倉勝さん

社会

公開:2022年5月12日

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西倉勝さん(96)南区御園在住。1925年5月10日、新潟県生まれ。終戦の年の1月、軍隊に入隊し、朝鮮半島へ。終戦を迎えると、ソ連軍に武装解除され200キロ行軍の末、ロシア東部のコムソモリスクで強制労働をさせられる。3年後に帰国。90歳になってから戦争の語り部として活動している。
西倉勝さん(96)南区御園在住。1925年5月10日、新潟県生まれ。終戦の年の1月、軍隊に入隊し、朝鮮半島へ。終戦を迎えると、ソ連軍に武装解除され200キロ行軍の末、ロシア東部のコムソモリスクで強制労働をさせられる。3年後に帰国。90歳になってから戦争の語り部として活動している。

 ロシアがウクライナに侵攻してから2カ月以上が経過した。戦況はどう変化するか分からない状況だが、終わりが見えたとしても、街を破壊されたウクライナの復興まで考えると問題は長期化しそうだ。第二次世界大戦後、シベリア抑留で過酷な労働を強いられた経験があり、戦争の語り部として活動する南区御園在住の西倉勝さん(96)はウクライナ侵攻について非難の声を上げている。

 西倉さんは平和記念展示資料館(新宿区)の語り部として活動、講演会や慰霊登山などを行い、戦争の悲惨さを訴えてきた。今回のウクライナ侵攻についてもメディアなどで、戦争反対や国連改革などを訴えている。

 報道で伝えられているウクライナの状況を見て、西倉さんはロシアと西側諸国の代理戦争の場となっていると感じ、「かわいそうに思う。6歳の子どもが瀕死の重傷を負っている姿を見て『プーチンよこの子の目を見よ』と叫んでいる家族を見ると胸が痛い」と憤りを隠さない。また、国連が機能していないことも危惧している。「安全保障理事会で大国が拒否権を持つことで戦争を止めることができない。一刻も早い改革を望む。そして、誰かが仲裁に入って戦争を止めてほしい」と話している。

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