還付金詐欺の被害を未然に防いだとして、区内星が丘で会社を経営する村上智久さん(55)は5月25日、相模原警察署(森元博署長)から感謝状を受け取った。
還付金詐欺は市や税務署などの職員を名乗り、医療費や保険料の過払い金を受け取れるとだまして現金を振り込ませる特殊詐欺の手口。村上さんの知人男性(66)に市役所職員をかたる人から「医療費を返金するので、通帳とキャッシュカード、免許証を持って銀行へ」と指示する電話がかかってきたという。
焦った様子の男性から相談を受けた村上さんは「普段はしっかりした人なのに」と違和感を察知。同署に通報したところ、特殊詐欺であることが判明した。
感謝状を受け取った村上さんは「いきなり署に連絡して良いか戸惑ったが、頼もしい署員の方のおかげで助けられた。身近な力強い味方だと改めて実感した」と話した。森元署長は同署が神奈川県内54署のうち詐欺の阻止件数が3番目に多いと説明し、「区内の人の意識が高まっている傾向でありがたい。不審な電話があればすぐに通報して」と呼びかけた。
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アゴラ春号5月3日 |
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