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味で勝負 話題の「相模チキン」 橋本のソーセージ店 特徴生かし商品化成功

経済

公開:2023年3月16日

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相模チキンを手に「良い意味で歯応えのある商品。老若男女に食べてもらいたい」と滝柳さん
相模チキンを手に「良い意味で歯応えのある商品。老若男女に食べてもらいたい」と滝柳さん

 橋本の252sausage(ニーゴーニーソーセージ/緑区橋本6の27の1/滝柳遊店主)で1月末から販売している「相模チキンのスモーク」が話題となっている。

 「相模チキン」は、相模原市商店連合会が新たな名産にしたいと試行錯誤を重ねてきたもの。市内で卵を産み終えた鶏を有効活用し、商品化できないかと数年前から模索してきた。昨年、市内の商店会に商品開発の依頼があったという。

 市商連からの依頼を知り、店主の滝柳さんは、「常に美味しいものを求めているし、どんな鶏なのか興味があった」と話す。実際に鶏肉を試食した感想は、「一般的な鶏肉に比べて旨味が強い。その反面、ゴムみたいに固く、独特の臭みがあった」と振り返る。「それでも、仕入れ値が安ければ、ぜひ商品化に挑戦してみたい」と考えたところ、思った通りの仕入れ値だったこともあり、早速、商品開発へ踏み出した。

「売れている商品」

 まず、肉が固いことから、「焼く」「煮る」の2つの調理方法で開発を進めた。その中から鶏肉を細かく切り、炭を付けて焼く方法を採用。滝柳さんが経営する居酒屋で、常連客に提供すると反応は良かった。しかし「酒のおつまみとしては良いが、まだ固かった」と振り返る。この頃から「飲食店より物販の方が広がるのでは」と感じ、オープンが決まっていたソーセージ店での販売を想定。最終的に味を漬け込んだ鶏肉を低温調理し、スモークチキンにすることで完成。「SDGsだから買ってほしいという商品ではなく、美味しいから買ってほしいという商品ができた。味をごまかさずに相模チキンのポテンシャルを生かした」と完成した味に自信を見せる。

 滝柳さんは「売れている商品で、リピート率が高い。はじめて食べた人が『美味しかったから、追加でもう10パック用意しておいて』と電話をくれるほど」と話す。今回の商品化について市商連は、「相模チキンを取り扱うことで商店が潤い、商店会の活性化につながれば」と今後の展開に期待を寄せる。

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