本連載では、4月に行われた統一地方選挙で中央区から当選した新人議員のプライベートな横顔を紹介します。
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1969年に新潟県妙高高原町で生まれた。小学校時代はブラスバンドに所属し、テナーサックスを担当。東日本大会へ出場するほど熱中した。
高校卒業後に相模原市に転居。中央大学法学部に進学し、学生時代に政治家の義兄の活動を手伝う中でその苦労を知り「その頃は政治家には全くなりたくなった」と振り返る。卒業後は飲食サービスなどを手掛ける一般企業に就職。40代にさしかかり「残りの人生は人のために役立つ生き方をしよう」と、『食』を通じた社会貢献と政治への活動が始まった。
県会議員の秘書を経験し、個人事業主として飲食店も経営。立ち飲みとテイクアウトを手掛け、家庭的な料理が安価で味わえるとあって人気を博すも、コロナ禍と物価高騰で状況は一変。「お客さんにとって日常生活の一部。簡単にはいはいと値上げできるものではない」と苦渋の決断で経営を退いた。
市議会議員になった今、「あの時に味わった感覚、先行きが見えない不安は絶対に忘れたくない」と気を引き締める。
自らの性格を「協調性があるほう。人とのコミュニケーションも得意」と分析。「肩書きではなく中身が大切。裏方の仕事が好き。先生なんて呼ばず今まで通りに付き合ってほしい」
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アゴラ春号5月3日 |
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