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茅ヶ崎版 公開:2014年9月19日 エリアトップへ

清水洋一さん(中島在住) 自身と街の歴史 赤裸々に 自分史「残照余情」発表

文化

公開:2014年9月19日

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渾身の作品が思い出の1冊となった
渾身の作品が思い出の1冊となった

 中島在住の清水洋一さん(78)が書籍「残照余情〜相模川の恵みに生きて〜」(安曇出版)を発表した。

 この新刊、所謂「自叙伝」の体裁を取ってはいるが、清水家の祖先や自らの人生を記しながらも、奈良から平安時代の中島郷、昭和期からの茅ヶ崎の様子等も盛り込まれており、地元を振り返る読み物としても興味深い1冊に仕上がっている。

学と農、そして政治家へ

 構想から完成まで3年を費やした清水さん。「地域に生かされた自分の総括と感謝を表現したが、取り巻く時代背景を出来るだけ詳細に記述できた」と笑顔で話す。学業に専念したかったにも拘らず、農家を継いだ青年時代、地域活動に参画したことで芽生えた政治への志とその後の奉仕活動などが詳細に描かれている。

 特に、30代後半で市議会議員に初当選し、その後の市長選と絡んだ県議選への挑戦と2度の落選といった当時の状況も関係者が全て実名で登場するなど、興味深い話も盛り込んだ。当時のスリリングな様子について「人生を懸けた一世一代の仕事だったので、これをぼかした自分史は無いと勇気を出しました。感情を乗り越えて記したので、今はそういうこともあったなと開き直って笑えますが」と執筆時の心境を振り返る。

 「一気に読み進めた」など、読んだ人からの反響も上々で様々な返事が届いている。「今は人生100年だから、20年後に続編を書けなんて激励は嬉しいね」と感想の手紙を大切そうに眺める。

 同書は長谷川書店(ネスパ店【電話】0467・88・0008、南口駅前店【電話】0467・82・4728)、ラスカ5階の川上書店(【電話】0467・87・3827)で手に取ることが出来る。

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