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南橋本駅前で無農薬野菜などの産直販売を行う「駅前みなはし横丁」の実施を考案した 森山 勝徳さん 南橋本在住 38歳

公開:2016年10月27日

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南橋本をこよなく愛す

 ○…「人が集まってきて、停滞気味だった南橋本に動きが出てきたのが感じられた」―。緑区津久井地域の農家らと連携して、今年9月にスタートさせた「駅前みなはし横丁」。その盛況ぶりに、思わず顔がほころぶ。30、40代が中心となっている「南橋本商栄会」のメンバーとして、町を盛り上げるイベントを開催するべく議論を重ねてきた。「会員のみんなが自分の提案を応援してくれるから、アイデアがどんどん湧き出てくるんです」。彼らの熱い思いが、横丁の始動に結実した。

 ○…2歳のとき、両親が営む中華料理屋の移転を機に南橋本へ移り住んだ。そのため、幼い頃からの思い出はこの地とともにある。幼少期を振り返れば「ベビーパウダーを顔につけ姉の浴衣を着て、店の前を走り回っていた。見つけた近所のおじさんに、よく怒られた」と笑みがこぼれる。垣根を越え、地域の人に育てられてきたこれまで。両親とともに店を切り盛りする今では、近所の子どもたちを見守る立場にある。

 ○…趣味は、サイクリングとカメラ。時間を見つけては山中湖や横浜などを巡り、カメラ片手に景色を収めてきた。最近は生活感が漂う被写体に魅かれ、土地に息づく人々を捉えた風景写真に凝っている。「その場所に、人の思いが色濃く残っているのが好きなのかな」。土地や人に対する愛着は、趣味にも通じている。

 ○…20年ほど前に比べて、商店会の会員は3分の1にまで減少。町は再開発が進み、地元に縁のない人も増えてきた。人と人との結びつきが希薄になり、南橋本に活気がなくなりつつあると感じる今、もう一度、昔のような盛り上がりと地域のつながりを取り戻したい。横丁を起爆剤に、今後は「地域を代表するようなイベントを企画して、『地元のファン』を増やし、町のみんなが笑顔になれる交流の場をつくれたら」。南橋本を愛する気持ちが周囲の人々を巻き込み、町の未来を動かしていく。

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