記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 2月7日0:00更新
先日、大山のある旅館を訪れたとき、そこの女将さんが自家製だという無添加の豆腐プリンをごちそうしてくれました。味も見た目もシンプルでしたが、丁寧に作っている感じが伝わってきてとてもおいしかったです。女将さんの「素材の色を大切にしている」という言葉の通り、プリンにかかる抹茶ソースの緑色が綺麗で印象的でした。日本には緑色といっても若竹色や苗色、山葵色など様々な表現の仕方がありますが、色彩のわずかな違いは、日本人の黒い瞳でしか識別できないとどこかで聞いたことがあります。碧眼の人が多くいるロシアの建造物にはっきりとした色が多いのは、淡い色だと認識しづらいからだとか。どこまで事実か定かではないですが、色とりどりの食材を使った和食の文化は、日本人の感性でしか作れなかったのかもしれません。
(H)