フランスのタイヤメーカー、ミシュランが発行する旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」改訂第4版に、大山が掲載された。ガイドはフランス語で書かれ、6月15日(現地時間)に欧州の仏語圏で販売が始まった。おすすめスポットを星の数で格付けするミシュランガイドは世界的に有名。市では今回の掲載を観光活性の追い風と捉え、誘客キャンペーンや外国人観光客の受け入れ態勢を強化する方針だ。
ミシュラン・グリーンガイドは、旅をサポートする情報誌として1926年に「フランスブルターニュ編」が発行されたのが最初。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの刊行は2009年。以降、改訂を重ねながら来日する外国人観光客に広く読まれてきた。
”興味深い”と評価
今回の第4版では「大山」に”興味深い”という評価の一つ星、「大山阿夫利神社からの眺望」に”寄り道する価値がある”という評価の二つ星がそれぞれ付けられた。星は最高で3つ。「その場所の知名度」や「美観」、「作り物ではない本物としての魅力と調和」など9つの基準で審査される。星は付かなかったものの、大山寺と大山阿夫利神社も初めて紹介。このほか県内では「江の島」が星なしで掲載されている。
6月18日には市役所でセレモニーが行われ、庁舎の1階に掲載を祝う横断幕が掲げられた。高山松太郎市長は「星を頂いたことは大変光栄でありがたいこと。これまでの取り組みの成果」とコメントした。市では今後、大山インフォメーションセンターにも横断幕を設置するほか、市外での誘客キャンペーンなどにも力を入れていく方針だ。
横浜、鎌倉、箱根に次ぐ第4の国際観光地を目指す大山。今年3月には、伊勢原市国際交流委員会(柏木貞俊委員長)が大山第2駐車場近くに外国人観光客むけの多言語看板を設置した。市も伊勢原駅やケーブルカーの駅周辺にある看板を英語併記に替えるなど「国際化」が進んでいる。
市の商工観光振興課によると、正確な人数は把握していないものの、大山を訪れる外国人観光客は年々増えているという。同課の担当者は「今回のガイドブック掲載によって大山を訪れる方がさらに増えてくれれば」と話している。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンは全719頁。同社のホームページからも購入できる。日本語版の刊行はない。
伊勢原版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>