伊勢原市は今夏に行われる企業の輪番休業などの節電対策に対応して、市内2カ所の保育所と学童保育の日曜開設を7月3日から9月25日までの13回、利用料を徴収せず実施する。
東日本大震災の影響による電力受給対策として、大手企業を中心に土日勤務の動きが出ているなか行われる今回の措置。
社会福祉法人・大原福祉会(萩原敬三理事長)が運営する桜台の「ビッグハート」と、東大竹にある「学童保育塾いわしクラブ」(岩瀬茂樹代表)がそれぞれ日曜に開設する。市保育課では2施設の利用者数を20〜30人程度と想定している。
ビッグハートは、保育所に入所する0〜5歳児のうち、保護者が日曜勤務により家庭で保育ができない世帯などが対象で、保育料・おやつ代はかからない。
いわしクラブは、学童保育に入所する小学1〜4年生のうち、保護者が日曜勤務により家庭で保護・育成ができない世帯が対象で、こちらも利用料はかからないが、教材費・おやつ代として500円が必要となる。
両施設とも、開設時間は午前7時半〜午後7時で、弁当と水筒を持参する。
市が補助
保育課への取材によると、市は日曜開設を実施する2施設に対して、人件費など必要経費を全額補助する。費用は市の予備費などでまかなわれるという。
一方、国からの補助については「安心こども基金」を活用した財政支援を国が行うという旨の通達が、6月17日付けで厚生労働省から県に出されている。
市では6月28日、この財政支援を活用していく方針を決めた。しかし、支援の中身が現状でまったく決まっていないため、今回の日曜開設による市の持ち出しがどの程度になるかは分からない。
保育課の担当者は「国の動向を見守りながら市として精一杯行動し、お子様やご家庭の方たちが困らないよう、ニーズに合った対応をしていきたい」と話している。
問い合わせは保育課/【電話】0463(94)4711・内線1260まで。
6月28日起稿
伊勢原版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>