自助・共助・公助の連携を図れ 総合防災訓練で地域の絆を 松浪地区で約800人が参加
東日本大震災でも実証されたように、災害時の要は地域防災力。自助と共助、そして公助。この比率が一般的には7:2:1の割合と言われている。自助とは、自らの安全を自分ひとりで守ること。共助とは、自分たちの住むまちなどで互いに助け合うこと。公助とは消防や警察、自衛隊などの公的機関の応急活動。これらの連携を強化すべく、市では毎年この時期に総合防災訓練を実施している。
今年は今月21日に松浪小学校で14自治会と関係団体など約800人が参加し、大規模な訓練を行った。
地域住民、市、消防署、消防団、自衛隊、医療組織などが参加する実践的な災害訓練。内容は初期消火訓練、救出訓練、防災機材の取り扱い、応急給食訓練、医療訓練など多岐に渡ったが、大震災の年に行われた初めての総合訓練とあって、教える側も教わる側も真剣な表情で取り組んだ。体験コーナーに設置された起震車を体験した小学生の女の子は「初めて震度7を体験しました。こんなのが起きたら死んでしまいそう」と訓練ながらも不安げな表情を浮かべた。
総合防災訓練は今回で終わりだが、地区防災訓練は来年1月まで市内12地区の自治会連合会主催のもと実施していく。詳しくは市のホームページ(項目『地区防災訓練』)の参照を。
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