台風15号 市内に大きな爪痕残す 物的被害は177件に
9月21日に日本列島を通過した台風15号は、茅ヶ崎市内にも大きな被害をもたらした。台風通過時に市内では最大瞬間風速が37・6mに達した。
主な物的被害は倒木、フェンスや塀の倒壊、電線の切断、屋根やトタンの剥離など177件にも上った。また電線の切断などに伴い、市内8000世帯で停電した。救急出動は6件、救助出動は1件。自動販売機の転倒、瓦の落下、雨による転倒などで市内で6人が怪我をした。
相模川の水位上昇に伴い、市は21日午後9時25分に相模川下流域の左岸地域の1万473世帯2万7841人に避難勧告を出し、146人が自主避難した。
茅ヶ崎市・寒川市と平塚市の間の相模川に架かる4道路橋のうち、トラスコ湘南大橋、湘南銀河大橋、神川橋がトラックの横転により午後5時15分に通行止めに。残る馬入橋とその周辺は大渋滞となった。
他にもJR東海道線の運転見合わせ、同日市内の小中学校は全て休校になるなど市民の生活に大きな影響を与えた。
市防災対策課職員は「強風による被害が非常に大きかった。今回の教訓を生かし、情報発信を速やかかつ確実に行っていきたい」と話す。また「早い段階で台風への備えをしておくことが重要。特に強風への対策を」と呼びかけている。
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