全国的な風しんの流行が伝えられている現在、神奈川県でも例年以上の患者数に上っている。2012年の風しん届出は8月19日までで113件。昨年1年間の届出が64件ということで既に倍近い患者が県内で確認されている。
地域別では横浜市の52件、川崎市の32件が多いが、政令指定都市を除くと茅ヶ崎市の9件は最多となっている。男女別で見ると県内113人のうち85人、茅ヶ崎9人では7人と、大半が男性患者だ。これは風しんワクチンの定期接種が1977年から女子中学生を対象にスタートしたことが主な原因となっている。20歳から40歳代の男性は予防接種を受けていない場合も多く、免疫を持っていないことが主な増加を招いている。
県保健福祉局は「風しんは特効薬が無く、特に妊婦は影響を受けやすい。まずは予防接種などについて、かかりつけ医へ相談することが重要です」と話す。その他にもうがいや手洗いを心がけ、マスク等の咳エチケットも徹底することで感染の防止を広く呼びかけている。問い合わせは県保健福祉局感染症対策グループ【電話】045・210・4791へ。
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