このほど発表された茅ヶ崎市の「2014年度主要な事業」の中で、道の駅設置の検討を行うことが明らかになった。同事業には442万円の予算(2013年度3月補正)が充てられる。
今回の検討にあたっては、2014年度中の全線開通を予定しているさがみ縦貫道路が契機となっている。市では、同道路開通によるインフラの充実を、地域経済の活性化や海や里山などの自然環境、観光資源に効果的につなげたい考えだ。そこで、それらを一括して発信できる施設として道の駅があがった。
ただ、道の駅の実現には課題も多い。国土交通省によれば、道の駅にはドライバーが快適に休める「休憩機能」、地域の文化や歴史、特産物などの情報を提供する「情報発信機能」、町と町が手を結び活力ある地域づくりを共に行う「地域の連携機能」が求められる。また、災害時には防災拠点としての役割も期待されている。こうした多様な機能を併せ持つためには、多角的な研究と各団体との連携が欠かせない。
市ではまず、市内国道・県道を中心とした幹線道路の交通量や先進事例を調査。そして、茅ヶ崎市の魅力発信やにぎわい創出のための地域振興施設・休憩施設などの在り方を検討し、道の駅整備に向けて手法や課題を抽出する。2014年度中に一定の結論を出す予定だ。
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