鶴が台中学校軟式野球部(大丸拓朗監督)が6月3日に準決勝と決勝が行われた「県中学校春季軟式野球大会」で準優勝を果たした。
主将で捕手の南渉夢(あゆむ)君とエース投手の石井将吾君を中心に、守り勝つ野球で勝負してきた同部。湘南地区で優勝し県大会に進んだ。
南生田中(川崎市)との準決勝では初回に4点を重ね、2回から2年生投手の福田圭祐君が登板。3回にノーアウト満塁のピンチを招くも1点でしのぎ7回(最終回)に1点を許すまで緩急を使い分けた粘りの投球で、接戦を4対2で制した。
迎えた文命中(開成町)との決勝。初回、石井君が先頭打者に四球を与えると1死1、2塁の場面で4番に場外ホームランを打たれ3点を先制された。それでも諦めず1回裏に1点を返した後、部員たちは円陣を組んだ。大丸監督の「チームに良いプレーがあったら皆全力で、笑顔で喜べ。流れを引き寄せよう」という言葉を受け2回からは石井君が立ち直り文命打線を抑えた。4回に鶴が台が2点目を返すと流れが傾き、5回に3点を加えて逆転。
しかし6対3で迎えた最終回。無死1、2塁からランニングホームランで同点とされると、裏の攻撃では1死3塁からスクイズを失敗し、サヨナラのチャンスを逃した。延長に入ると力尽き、5点を取られ6対11で敗れた。石井君は「決勝で勝てなかったのは悔しいが、準優勝できたことを自信に、地区3連覇がかかる夏に向けて頑張る」と話す。
現在、同部が練習する鶴が台中グラウンドのネットには、決勝のスコアボードの画像を拡大し印刷した紙が『この悔しさを絶対忘れない』という言葉とともに貼り出してある。大丸監督は「次につながる負け方だったと思う。全員がこの悔しさを胸に刻み、練習に励んでいる」と話した。同部は7月上旬から始まる夏の地区大会に向け、日々白球と向き合っている。
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