東日本大震災を受け、麻布大学野生動物学研究室の高槻成紀教授(=人物風土記で紹介)は現在、英詩「The Oak Tree」(ナラの木)を東北地方の方言に訳して被災地に届けようと呼びかけている。
3月末に研究者仲間のML(メーリングリスト)にアメリカの女性が投稿した、どんなに強い風が吹いても大地にしっかりと根を張り倒れないナラの木を描いた詩。その揺るぎない姿に日本人の魂を重ね、詩に感銘を受けた高槻教授は、独自に翻訳を開始。東北大学に在学していたこともあり、被災地に思いを馳せて言葉を選んだという。
高槻教授が自らの訳詩を再びMLに投稿すると、思いがけず山形県の庄内言葉に起こした詩の返信があった。「東北の言葉で、被災地を元気づけられるかもしれない」。その後も多くの反響を呼び、東北地方の方言による訳詩が次々と届くようになった。八戸やいわきなどからも20近く集まり、その温かい響きに励まされたという声が多く寄せられた。新聞やラジオでも紹介され、現在はそれらを集めた冊子作りに奔走している。詳しくは「がんばれナラの木」http://blog.goo.ne.jp/oaktree1949へ。
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
「念願」給食室が完成4月26日 |
|
駐車場がない!衣料店が解決4月25日 |
|
変わりゆく花火大会4月25日 |
|
|
<PR>