さがみはら中央区版 掲載号:2011年12月22日号
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無念の県2部へ降格「まだ力が足りなかった」 FCコラソンレポート 「クラブ員はファミリー」を掲げる地元クラブの1年

スポーツ

 「悲願の一部昇格だったけど、試運転のようなものだった。まだ力が足りなかった」と話すのは地元サッカーチーム・FCコラソンの工藤修一理事長。トップチーム(社会人)である「FCコラソン プリンシパル」は昨年、県社会人2部リーグを1位で通過。今年から県1部リーグに戦いの舞台を移した。しかし、結果は3勝6敗2分で、12チーム中11位。1年で2部降格となってしまった。「1部は90分間マネージメントできるチームが多かった。昨年は残りの15分で試合をひっくり返すことができたが、それができなかった」と2部との差を振り返る。来年の目標はもちろん県1部復帰。「これから若い力も加わってくると思う。しっかりマネージメントしてやりたい」と巻き返しを誓う。

 FCコラソンは1992年に設立。小学生、中学生、社会人などのカテゴリーから成る地元クラブ。チームの合言葉は「クラブ員はファミリー」。特筆すべきは、コラソンの試合には多くの観客がつめかける。10月に麻溝で行われた、さがみ大沢FCとの相模原ダービーは、県1部の試合ながら観客数が600人を超えた。多くがコラソンの観客だ。「小学生や中学生のコーチがトップチームのメンバーだから、子ども達は『コーチを応援しにいこう』となる。だからこそ、トップのメンバーには『観に来てくれる人を大切に』と伝えている」と工藤理事長は話す。

行政の停電に苦しむ

 今年は大震災の直後から、チームは行政の停電に苦しめられた。市が夜間の公営グラウンドの使用を禁止したからだ。街中では娯楽施設までもが日常を取り戻す中、夜のグラウンド使用は再開の見通しが立たなかった。夜のサッカーを生きがいにする子どもや大人がもろにあおりを受けた。この状況をなんとかしようと、5月には同じ境遇に立たされた社会人チームなど約3600人の署名を集め、市へ提出。7月に一部使用が許されたが、全面開放は10月だった。「スポーツでの健康増進を掲げながら、サッカーができなくなる重要性を行政の人に理解してもらえなかった」と振り返る。

来年は20周年 次のステップへ

 コラソンは来年、20周年を迎える。次のステップへ向け「環境整備」の重要性を説く。「今回の停電もそうだけど、グラウンド1つで解決できることが沢山ある」と話す。コラソンはJリーグをめざすクラブではない。以前理事長も「プロだけが子どもの目標ではなく、身近な大人があるべき姿を見せることが子どもたちの育成には重要でスポーツ環境を良くする」と話していた。自分がプレーする楽しさはもちろんだが、こうした姿勢がチームの内外にファンを獲得することにも繋がっていく。「これからは地域で活動するスポーツクラブの重要性をアピールしていきたい」と意欲を燃やす。
 

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