さがみはら中央区版 掲載号:2012年1月26日号
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上溝南中 「学び合い学習」導入 生徒間につながり

教育

身を乗り出し学ぶ生徒
身を乗り出し学ぶ生徒

 上溝南中学校(稲葉茂校長)では18日、今年度から取り組んでいる「学び合い学習」の公開授業を行った。

 これは日常の授業で机をコの字型に配置し授業を展開したり、男女4人グループで相談しながら課題に取り組む授業方法。全国の学校で近年取り入れられ始めている学習法で、区内では同校が初めての導入となった。

学ぶ権利を保障

 同校では年々、勉強についていけず不登校になるケースが多く見られていた。「学ぶ権利の保障は、学校の大切な役割。真正面からこの問題に切り込んでいきたかった」と、稲葉校長は導入にいたった思いを語る。不登校生徒を一人でも減らすために、昨年4月からこの学習法を取り入れた。

 導入した当初は、生徒だけでなく教師、保護者のとまどいも多かった。これまで計4回の公開授業を行い、時には稲葉校長が率先して教壇に立つことで、周囲の理解を求めたという。

 その結果、昨年登校していなかった生徒が通学し始め、少しずつ授業を受けられるようになったり、教師間でも授業や生徒の話が増え、前向きな指導が行われたりするようになった。例年では学年を重ねるにつれて不登校生徒が増加する傾向にあったが、これまで1年生はほぼゼロ、2・3年生も現状維持という結果となった。

今後も継続

 稲葉校長は「学習法が直接、不登校生徒減少につながっている証明は出来ないが、コミュニケーションが増えたことで生徒同士につながりが出来ていることは確か」と成果を実感している。グループ学習の形をとると、どうしても他の子どもに頼りきりになってしまう生徒が出てくるなど課題はあるものの、今後も継続し、更にこの学習法を周囲の学校にも広めていきたい考えだ。
 

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