ポーランド・レグニツアで11月29・30日に開催された「第27回全ヨーロッパ極真空手選手権大会」に須藤里紗選手(氷川町・相模原鈴木道場所属)が出場し、一般女子55kg未満の部で優勝を遂げた。「優勝して笑顔で帰ってきたい」との宣言通り、見事ヨーロッパNo.1の座に輝いた。
壁を乗り越えて
極真世界連盟(KWF)が主催する同大会は、極真空手の団体のみならず、さまざまな空手団体や道場から多くの選手が参加する、海外で最も伝統あるハイレベルな大会。今回は23カ国約350人の代表選手が参加。須藤選手は所属する空手団体「JKJO」の強化指定選手に選抜され、KWF日本代表メンバーの一員として出場した。
片道24時間以上かけての遠征は体力的にとても過酷なもの。加えて時差はもちろん、気候や食事の違いなどの心配もあり、自身初の海外遠征を前に「どれだけ自分の力を出し切れるか…」と当初は不安だった。しかし試合当日は「自分でも驚くほどコンディションが良く、冷静に戦うことができた」と須藤選手。外人選手を意識して筋力トレーニングを多く取り入れた練習などが功を奏し、順調に勝ち進むと、決勝戦でも得意のフットワークで相手を翻弄。堂々の優勝を果たした。「鈴木先生と練習をしたことを思い出して、今できる自分の空手を出し切ることができました」。鈴木辰也師範は「悔し涙を流しながら練習を積み重ね、壁を一つ乗り越えて大会に参戦した里紗。みんなのためにも負けるわけにはいかない、という思いで勝利してくれた」と喜びを語った。
ハタチの思い出
実は須藤選手は11月末に20歳を迎えたばかり。今回の試合は2013年を締めくくる大事な試合であったと同時に、ハタチ最初の試合でもあった。「とても思い出に残る、20歳最初の出来事でした」。たくさんの人の支えがあって好成績を収められたことに「本当に頑張ってよかった。これからもみんなとともに空手に励みたい」と話していた。
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