書道で祝う市制60年 中高生がパフォーマンス 大凧にも揮毫(きごう)
市内の中学・高校生による書道パフォーマンスが5日、相模原市役所横の路上で行われた。同日開催されていた相模原市民桜まつりの一環で、市初の試み。市制施行60周年記念事業として、同事業実行委員会が主催した。
書道パフォーマンスでは、音楽やリズムに合わせて手拍子やダンスなどをしながら、大きな用紙に文字などを書いていくもので、「書道パフォーマンス甲子園」と称した、高校生の全国大会が毎年行われている。
当日は、開始時刻直前に雨が強くなったものの、屋外での実施を決行した。参加したのは県立城山高校(緑区)、県立弥栄高校(中央区)、相模女子大学中学部・高等部(南区文京)の市内中学・高校の書道部員総勢20人。生徒らは流行りの音楽などに合わせながら、3間四方(5・4m×5・4m)の台紙に、練習を重ねてきた文字を、大きな筆や霧吹きなどを使って書き表した。
城山高校の部員は「寶(宝)」という文字をメーンに、「あふれる自然」「輝く命」などのフレーズを散りばめた。弥栄高校は音楽ではなく顧問の教諭が叩く太鼓の音に合わせて粛々と書体を変えた8種類の「馬」を並べ、相模女大中学・高等部は「飛翔」と用紙いっぱいに大きく表した。最後に各校から選抜された7人が合同で1枚の用紙に、「明るく希望にあふれる 未来に向かって 相模原市市制施行60周年」としたためた。
ここで書かれたものは、5月4、5日(日・月)に相模川新磯地区河川敷一帯で開催される「相模の大凧まつり」で揚げられる凧の題字として使われる。
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