「ルールに基づいたまちづくりを」 相模原駅周辺まちづくり推進連絡協議会会長 中里和男氏
JR相模原駅周辺の5つの商店街と3つの自治会を構成要員として2007年に設立された「相模原駅周辺まちづくり推進連絡協議会」。同駅周辺の賑わい創出や環境整備などを目的に、勉強会や市長への要望活動を行っている。相模総合補給廠の一部返還、小田急多摩線の延伸などを所管する「相模原駅周辺まちづくり課」を市が今年度から新設したこともあり、同協議会の動向に注目が集まる。本紙では、同会の中里和男会長に話を聞いた。
■協議会の活動について
年に数回の勉強会や視察を行っています。1月には遠州鉄道を中心としたまちづくりを行う浜松市に行きました。環境整備のために、小田急の延伸や、横浜線の立体化なども市長に要望しています。補給廠返還を視野に入れ、駅の南北が自由に行き来でき、交流をすべきだからです。
■駅前の現状について
賑わいはなかなか出てこないですね。橋本や相模大野はどんどん開発されていく中、中央区では小田急線や補給廠の問題を抱えていることは重大。しかし「改善できる点」が多くあることは、その分、希望も多くあると思います。東京圏の西の玄関口として、例えば返還された補給廠の土地を利用して、国際会議ができるような会場を整備するなど、橋本や相模大野にはない魅力を作っていきたい。
■今後の駅前について
駅の東側の賑わいの少なさは残念。活性化と言っても今日明日でできることではないが、駅の東西を含めたまちづくりを考えていかなくてはなりません。各商店街や自治会のメンバーはここ30〜40年同じなので、これからを担う若い人の意見も取り入れていきたいと考えます。ねぶたカーニバルをはじめ、昨年から始まったアートフェスティバルでは、さらに店舗数を増やしたり、芸術的な部分にも力を入れ、北口の開発も考えたイベントとして広げていきます。各商店街では「まちづくり計画検討委員会」で「新たに建設される建物に関して、沿道に面する1階部分には商業施設を」との決まりがあります。活性化のため、このようなルールに基づき、今後も駅前一体となった街づくりに努めます。
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