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本店裏の森で植樹 家具の大正堂

公開:2014年12月18日

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親子連れや夫婦で参加する姿も
親子連れや夫婦で参加する姿も

 南区上鶴間本町に本店を構える(株)家具の大正堂(渋谷金隆社長)の裏にある「道正山るーたん♪の森」で、11月29日に植樹祭が開催された。1978年9月に開店した本店の、36周年を記念して行われたもの。

 この森は、元々は傾斜地で店舗用地としての利用法がなく、ツタなどが生い茂っていた。昨夏に創業100年を記念して、同社の社員や近隣住民の団体「境川の道正山河畔林を守る会」の会員らが清掃や整備に着手し、植樹なども実施。今年の7月にオープニングセレモニーが行われて以降は、地域住民や同店の利用客が自由に入って、自然にふれられる憩いの場として一般開放されている。森の名称は、「ルームズ大正堂」の頭文字に由来している。

 植樹祭当日は朝からあいにくの雨模様。それでも、同社関係者や近隣住民ら36人が森に集合。それぞれ移植ごてを手に、シイ・タブ・カシ類の苗木およそ200本を植えた。苗木は、どんぐりや木の実から植樹用ポット苗の栽培を行う「いのちの森づくり」プロジェクトを推進し、同社の活動を応援している社会福祉法人、進和学園(平塚市)などから提供を受けた。

 同社では、植樹に「宮脇方式」と呼ばれる方法を採用している。これは横浜国立大学名誉教授の宮脇昭氏が提唱している方式で、その土地本来の樹木(潜在自然植生)の苗木を育て、主木種を中心にその森の構成樹種を混植。さらに、互いの間隔を狭めて密植することで競争原理を促し、早期に自然の森のような状態を作り出すというものだ。

憩いの場に

 もともと、この大正堂の森づくりは、東北地方の太平洋沿岸で土を掘って瓦礫を埋め、そこに植樹して防潮堤を作ろうという宮脇氏の取り組みに同社の渋谷社長が賛同したことが発端。家具の販売や住宅の新増改築を行う同社の事業は木が無ければ成り立たず、森とは密接に関係していると渋谷社長が考えて始めたものだ。地域住民の憩いの場としての利用も考えており、「今後は育樹祭なども行っていきたい」と渋谷社長は話している。

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