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15年度中に整備計画策定 補給廠返還地の協議進む

社会

公開:2015年4月16日

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 小山エリアの地域づくりにおいて長年にわたりネックだった米陸軍相模総合補給廠。JR相模原駅北口すぐの好立地に位置する補給廠は、まちづくりを進める上で大きな障害となっていた。

 しかし、2014年9月に日米間で一部返還を合意。市では今、JR橋本駅と相模原駅周辺を一体的に整備する広域交流拠点「さがみはら新都心」の実現に向け動き出している。

 その中心となっているのが、学識経験者や市民、交通事業者、行政などからなる市広域交流拠点整備計画検討委員会。今年度中の整備計画策定に向け、相模原駅周辺地区と橋本駅周辺地区の2つの小委員会に分かれ、協議が進む。

ゾーニング案が複数示される

 相模原駅周辺地区小委員会では、これまでに計4回委員会が開催され、地区全体の整備のあり方や交通基盤整備、土地利用計画(ゾーニング)などの大枠について話し合われた。結果、土地利用計画では、国際交流の中心となる大規模コンベンションを想定した広域交流機能を強化するパターン(=図)や、大規模ショッピングセンターの立地など商業機能を強化するパターンなど、複数のゾーニング案が示された。

 補給廠内に新設する道路については、歩行者の安全確保や駅周辺を自転車で周回できるようにするため、自転車道もしくは自転車専用レーンを設け、既存の自転車道につなげることなどが挙げられている。

 今後、両小委員会で協議したことをまとめる「中間とりまとめ」が行われた後、整備計画案策定に向け具体的な内容の検討に入る。

連続立体対象区間を市長言及

 補給廠返還地の発展だけではなく、駅南口に広がる既存市街地に人の流れをつくる面的な整備を可能にするため、南北を分断するJR横浜線を地下化(もしくは高架化)する連続立体交差事業計画も進む。

 相模原市議会の3月定例会において、加山俊夫市長は、JR横浜線の連続立体交差事業について、矢部駅から橋本駅間のうち、矢部駅付近から橋本駅手前の都市計画道路東橋本大山線やすらぎの道立体付近の約3・7Kmを対象区間としたことに言及した。JR東日本と協調して、高架式や地下式などの施行方式の検討や課題の抽出を行うとともに、委員会で策定する駅周辺整備計画との整合を図りながら進めるという。

 補給廠返還地の整備計画が具体化するなど、2015年度は小山エリアから目が離せなくなりそうだ。

広域交流機能を強化したゾーニング案
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