区内在住の写真家・江成常夫さんがこのほど、山形県酒田市が広く公共の福祉、市勢の発展に尽力した功労者を表彰する「酒田市特別功労表彰」を受賞した。
江成さんは、同市が主催するアマチュア写真家を対象とした公募展「酒田市土門拳文化賞」の審査員を1994年の同賞創設当初から20年以上にわたって務めた。加えて、審査員の立場から同賞を「プロへの登竜門」と称されるまでに発展させるとともに日本を代表する写真家・土門拳さんが提唱した「リアリズム写真」の精神の継承に尽力。これらの功績が評され、今回の受賞に至った。
74年に毎日新聞社を退社後、一貫して戦争に巻き込まれた人々やその痕跡を約40年にわたって撮り続けてきた江成さん。写真が持つ「記録性」を重んじ、戦争に翻弄され、声を挙げたくても挙げられない人々の声を写真を通して代弁してきた。受賞に関して江成さんは「写真を志した時から大きな影響を与えられた土門さんの精神を自らの仕事と審査員の仕事の両方を通して体現し、写真文化の醸成に貢献できたことを評価していただいたことは望外の喜びです」と語った。
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