市はこのほど、宅地耐震化推進事業による「大規模盛土造成地マップ」を作成した。市内に分布する大規模盛土造成地のおおよその位置や種類を示したもので、先月25日から市ホームページおよび開発調整課窓口で公表している。
大規模盛土造成地とは、地震発生時などに滑動崩落の可能性がある宅地の種類。東日本大震災など大規模地震の際にはこのタイプの宅地で崖崩れや土砂流出などの被害が発生したことから、国では災害を未然に防止するため自治体へ向けたガイドラインを策定するなどして対応している。
市はこれを受け、市内に存在する大規模盛土造成地の位置と規模について調査。「谷埋め型」(谷や沢を埋めた面積3000平方メートル以上の盛土)と「腹付け型」(傾斜地に盛土した造成前の地盤の傾斜が20度以上かつ高さ5m以上の盛土)の2種類に分類し、マップを作成した。
造成地についてはおおよその位置と種類を示したもので、その位置が必ずしも危険というわけではないが、中央区内では4箇所の谷埋め型と2箇所の腹付け型が記載されている。
マップ作成について市開発調整課の担当者は「大規模に造成された宅地がお住まいの近くに存在しているかどうかを市民の皆さまに知っていただくとともに、災害防止や被害の軽減に役立てていけたら」と話している。
問い合わせは市都市建設局まちづくり計画部開発調整課【電話】042・769・8250へ。
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