8月の「幼稚園特集第1弾」では、ママたちに集まってもらい、幼稚園の選び方などについて話を聞いた。第2弾となる今回は、パパたちに語ってもらう。
まず、パパとママで幼稚園をどのように決めたのかを聞いた。遠藤さん夫婦は第一に、自宅からの近さで選んだという。その上で決め手となったのは「パンフレットが手作り」という妻の意見。「男は気にしないんですけど、女性の目線は違うんでしょうね」。4人の子を持つ片岡さんは、妻が通う育児サークルや周りのママ友、パパ友から聞く話が園を選ぶ際の情報源になったという。一方、双子を持つ井上さんは、2歳児の預かり保育(プレ保育)があったことが決定打に。「子どもたちを母親が一人で公園に連れて行くと見きれないんです」と双子を持つ親ならではの選び方を語った。梶原さんは、妻が惚れ込んだ幼稚園に通わせることになった経緯について「園が紹介されたテレビ番組を何回も見せられて」と笑う。幼稚園を選ぶ際は、送り迎えや行事への参加など、出番が多いママの意向が色濃く反映されているようだ。
次に話題となったのは、幼稚園に入れる時期。片岡さんが「最初から3年(年少から)のつもりだった」と話すと、他のパパたちも共感。一方で、成人を迎えた子を持つ南雲さんは「うちの子どもの時は、ほぼ2年、年中さんから」と話し、「近所に、お互いに子どもを見合える環境があったからかな。アパートの駐車場には子どもたちがいつも集まっていた」と当時を振り返る。遠藤さんは「(昔は)周りに助けてくれる人が多くいましたね。今はどんどんお母さん一人になっている感じが…」と分析。時代とともに、幼稚園に入れる時期も変わってきたようだ。
そして話は、幼稚園でのパパの出番について。現在住んでいる地域が地元ではなかった片岡さんは、「地元」をつくりたいとの思いで幼稚園の「おやじの会」に入った。「お父さんたちが運動会など、園のイベントのお手伝いをやっていました。その時のお母さんやお父さんとはいまだに交流があって、今でも変わらず毎週のように呑んでます」と園生活で育んだ繋がりの深さを口にした。井上さんも「入園式とかに行くと、(ママだけだと周りから)パパは何で来てないの?となるくらいお父さん率が高かった。行って良かったと思いました」。一方で、何雲さんは「(幼稚園で)お父さんと出会うことがなかった。入学式、卒業式、行っちゃうの?っていう(社会の)雰囲気なんですよ。お父さんの顔は一切覚えてないですよ」と、パパの園行事への関わり方に大きな年代差がみられた。
最後に、これから幼稚園選びを始めるパパ、ママたちへのメッセージを聞くと、「妻の話を聞くことが大切」と5人の意見は一致。その上で、梶原さんは「決める基準て、そのご家庭によっても色々だと思うんですよね」と総括し、夫婦で納得のいくまで話し合う大切さを説いた。真剣に子育てと向き合うパパたち。大切な我が子を思う気持ちは、いつの時代も変わらないようだ。
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