振り込め詐欺の被害を未然に防止したとして、相模原署は8日、ファミリーマート淵野辺駅南口店の店長・坂倉翔子さんに感謝状を贈呈した。
坂倉さんは5月24日の勤務中、60代の男性が約13万円分の電子マネーを購入しようとしているところを目撃。男性に購入の理由を聞いたところ、サイトに登録してしまい、登録を解除するには、電子マネーで支払いをしなければならないと話したという。
不審に思った坂倉さんは男性に確認を促したが、「支払わなければならない」と頑なだったこともあり、通報。相模原署の職員が到着するまでの間に犯人から男性に何度も電話がかかってきた際には、娘のふりをして電話を替わる対応をするなど機転を利かせ、振り込め詐欺から男性を救った。
「年配の方が電子マネーを買われることがあまりないのと、高額だったこともあり、変だなと思って声をかけた」と当時を振り返った坂倉さん。「被害に遭われなくて本当によかった。他のスタッフにも今回のことを伝えて、皆で注意していきたい」と笑顔で話した。
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