淵野辺本町にこのほど、雑木林の中に住宅を配置するユニークな戸建て分譲住宅地区が誕生した。プロジェクトを手掛ける(一財)住宅生産振興財団をはじめとした5つの企業は地域での新たなコミュニティの形態をめざしている。
集落とそれを取り巻く雑木林、人と自然が互いに関わり合う「里山」をイメージし「サトヤマ企画」と名付けられた同プロジェクト。地区内では、より自然な森に近付けるため従来の建売住宅とは異なり、住宅間の塀は設けていない。住人らは、「管理組合」を作り、地区内中央に位置する約450坪の共用部分の緑地や森の整備などを通して住民同士の交流を図る。
同住宅街はゴルフ場跡地を活用。敷地内には昨年12月に落葉樹と常緑樹を植樹し、雑木林を作り上げた。今後さらに本数を増やしていく見通しが立っている。
1月19日には第1期モデルハウスがグランドオープンし、「まちびらきセレモニー」が開催。式典では関係者によるテープカットが行われた。同企画の立案者で、福岡県の建築会社エス・コンセプトの馬越重治さんは「地域の方に快くご協力、ご理解を頂けたと思っている」とし、「植栽もいい形で進んでいるので楽しみです」と話した。
同企画を主導する(一財)住宅生産振興財団の松岡俊一郎さんは「付加価値をつけた住宅の供給を今後も行っていきたい」と展望を語った。秋を目途に第2期工事などを始め、最終的には40区画を整備する予定だ。詳しくは「つなぐ森プロジェクト」ホームページへ。
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