相模原市感染症情報センターでは現在、麻しん(はしか)感染への注意を呼びかけている。
麻しんは、ウイルスによって引き起こされる全身感染症で、高熱や全身の発疹、咳や鼻水、のどの痛みなどが特徴。接触、飛沫だけでなく空気感染もあり非常に感染力が強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症するという。手洗いやマスクでは予防ができず、肺炎や脳炎を合併して死亡するケースもある。
同センターによると、市内ではまだ確認されていないが、県内では今年に入ってから7人が発症(14日時点)。近隣の自治体からの報告も上がっており、今後増加する恐れがあるという。日本は「麻しん排除状態」として国際的に認定を受けているが、海外では多くの国で流行。タイやフィリピンといった東南アジアや、イタリアなどヨーロッパからのウイルスの輸入が継続して報告されている状況だ。「感染者と同じ部屋にいるだけでも、免疫がなければ発症する可能性がある。いかに感染を防ぐかが大切」と担当者は話す。
予防接種で対策
麻しんは発症すると特異的な治療法がないが、予防接種が有効とされている。「小学生以上で麻しんの罹患歴がない場合は、2回の予防接種が命を救うかもしれない」と同センター。大人など任意の予防接種を希望する人は、各医療機関に問い合わせの上、直接予約を。
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