女子サッカー・なでしこリーグカップ1部Aグループの第8節が開かれ、ノジマステラ神奈川相模原は6月29日、相模原ギオンスタジアムで日テレ・ベレーザに0対2で敗れた。試合後には、この試合を最後にノジマを退団し、海外に移籍することが26日に発表されたMF田中陽子選手(25)の壮行会が行われた。
田中選手は攻撃的なポジションで各年代の日本代表に選出され、2015年にINAC神戸レオネッサからノジマに移籍。4年半で通算132試合出場51得点という数字を残し、1部リーグ昇格や皇后杯準優勝など、ノジマ躍進をけん引してきた。ファン、サポーターからの人気も高く、試合前には田中選手へ贈る横断幕に多くの人が寄せ書きをしていた。
壮行会で田中選手は、「嬉しい時も悔しい時も、どんな時でも優しく応援してもらえて、かけがえのない時間を過ごせた」とノジマでの日々を振り返り、「世界中の人に愛される選手になりたい、という目標に向かい、新しい場所でも自信を持って挑戦していく。シーズン途中での移籍となってしまったが、これからもノジマを応援してほしい。今までありがとうございました」と締めくくった。
スピーチでは凛々しい表情を見せた田中選手だったが、スタジアムの大画面でチームからのビデオメッセージが上映されると感極まり、目に涙を浮かべた。
「皆で戦う楽しさ学んだ」
その後、取材に応じた田中選手は「今日は勝てなくて残念だが、勝利に向かう姿勢を見てほしいと思ってプレーした。最後まで諦めないこと、皆で戦うことがサッカーの楽しさなのだと、ここで学んだ。新しい挑戦を楽しみたい」と話した。田中選手の移籍先は手続きが終了し確定次第、チームのHPで発表される。
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
「念願」給食室が完成4月26日 |
|
駐車場がない!衣料店が解決4月25日 |
|
変わりゆく花火大会4月25日 |
|
|
<PR>