天高くそびえる樹木に成った大きな実──。
県立相模原公園にある温室「サカタのタネグリーンハウス」では現在、珍しい「ヒョウタンノキ」の実が見られる。しかしこれ、一般的に想像する瓢箪(ひょうたん)とはまったくの別物。メキシコを原産地とするノウゼンカズラ科の植物で、実を容器や楽器として利用できるところが瓢箪と似ていることから、この名前が付いたそう。同ハウスでは育成約20年にして初めての結実となった。
もともと温帯の植物で花が咲きづらく、初めて開花したのが2年前。「やっと花が咲いた。これは実がなるのでは」と職員の中でも期待が高まる中、先月、自然受粉で実を付けた。現在は直径20cmほどのバレーボール大にまで成長。同ハウスの菅野政夫館長は「苦節20年、職員一同驚いています。このあたりでは見られない珍しい植物なので、気になる方はぜひお越しください」と話している。
問い合わせは同公園【電話】042・778・1653へ。
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